おにぎり倶楽部

西日本

北は北陸〜南は沖縄まで、いわゆる“西日本”に伝わる「おにぎり」を紹介しようと思います。呼び名や味付け、形などあらゆる面から見ていきましょう。東日本と西日本、それぞれの地域で何らかの違いが見られるのか・・・乞うご期待です!

北陸・東海地方

北陸といえばやっぱり“鱒の寿司”・・・ですが、ここではあえて「とろろ昆布おにぎり」を紹介しましょう。とろろ昆布は富山県で誕生、海苔の代わりに「とろろ昆布」を巻いたものです。ちなみに、富山県は昆布の年間消費量(1人あたり)が日本一だとか。そのような環境によって、この「とろろ昆布おにぎり」が編み出されたのかも知れませんね。では、東海地方にはどのようなおにぎりがあるのでしょう? 愛知県や三重県など、東海地方のコンビニエンスストアでは必ずといっていいほど「しぐれ」という名を見かけます。関東で見られる「牛肉のしぐれ煮」とは違い、東海はアサリやハマグリなどいわゆる「海産物系」のしぐれ煮です。これらのしぐれ煮(佃煮)は三重県桑名市の名物・・・ということから東海地方で多く見られるのかも知れませんね。ちなみに、形は三角形が主流だそうです。

近畿・中国、四国地方

大阪をはじめとする近畿地方では、海苔に「味付け海苔」が使われるとか。一般的ではないにしろ、多くの人から支持を集めているのは確かです。また、関西では俵型に多く出くわします。俵型おにぎりと味付け海苔・・・サイズ的にもちょうどいいかも知れませんね。では、中国・四国地方はどうでしょう?中国地方ではおにぎりを「おむすび」と呼ぶ人が多く、なおかつ消費量(一週間)が全国1位だとか。広島名産の牡蠣を用いた、「牡蠣おにぎり」なんかがあります。四国地方には、ちょっと変わった名前が・・・その名も「おたま」。塩焼きにしたアジと大根菜っ葉を混ぜた、とても美味しいおにぎりですよ!

九州、沖縄地方

九州地方では、地元の名産品を使ったものが多くみられます。明太子や高菜、鶏めしなど・・・そのどれもが全国的に有名なものばかり!味付けにも地元の名産(長崎の“チョーコー醤油”)を使うなど、こだわりは追随を許しません。九州地方はおにぎり具材の宝庫・・・といっても過言ではないでしょう。また、小倉(福岡)では「握り飯」と呼ぶそうです。では、沖縄はどうでしょう? 沖縄といえば“南国”・・・ということもあり、少々こってり目が多くみられます。中でも、沖縄の主流といえば「アンダンスー(油味噌)のおにぎり」でしょう。沖縄出身の人にしてみれば、これはいわゆる「お袋の味」だとか。豚の三枚肉で作るアンダンスーは、スタミナたっぷりの一品です。そして、海苔とは合わない・・・という点も特徴といえるでしょう。

西日本のおにぎりを作ろう!

ここでは、前述した「アンダンスーおにぎり(沖縄)」のレシピを紹介しようと思います。あまり馴染みがない・・・だけに、作る&食べる機会もないでしょう。そこで、コレを機に沖縄のおにぎりを作ってみませんか? 簡単かつ美味しいので、ぜひチャレンジしてみてください♪

アンダンスーおにぎり

【材料】

ご飯、豚ロース(かたまり肉)100g、ネギ、調味料(味噌、みりん、サケ、砂糖、生姜汁各適量)

【作り方】

  1. 豚ロースをお湯で30分ほど茹で、余分な油やアクを取ったらキレイに洗い流す。
  2. お湯にネギと1を加え、1時間ほど茹でて冷ましたらさいの目状(1cm角)に切る。
  3. 熱したフライパンに油を敷き、2を加えたら弱火でじっくり炒める。
  4. 3に味噌(できれば八丁味噌)とその他の調味料を加え、甘辛く味付けする。
  5. 中火で繰り返し混ぜ、照りと粘りが出てきたら「アンダンスー」の完成。
  6. ご飯で5を包み、好みの形に握ったら出来上がり。
地域おこし?

北陸地方は、何を隠そう「おにぎり」の本場です。それのそのはず・・・石川県鹿西町にある杉谷チャノバタケ遺跡の竪穴式住居跡から、「日本最古のおにぎり(化石)」が発見されました。鹿西町は「おにぎりの里」と制定、それによる地域おこしがなされています。ちなみに、「おにぎりの日(6月18日)」は鹿西(ろくせい)の6と毎月18日“米食の日”を合わせたものだとか。みなさんも、毎年6月18日には「おにぎり」を食べるようにしましょう!

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